2010年12月17日金曜日

幼児のメガネ

子供が3歳児検診で引っ掛かってしまった。視力を病院で検査することに。


検査した結果、近視があり、視力も0.1程度と平均より低いとのこと。
再度検査はするがメガネをかけさせる必要があるそうだ。


3歳児の視力はおおよそ0.5から0.6とのこと。
殆どの子は遠視で生まれ徐々に矯正されてゆくそうだが、逆に近視で生まれる例もあるそうだ。


先生の云う事には
  1. 人の視力はおおよそ7歳くらいで定まる。
  2. 視力の成長を助けるには、モノを見るのに出来るだけピントがあっていた方が良い。
  3. メガネをかけたり外したりしても視力が下がる原因にはならない。

総合すると、視力が成長するこの時期にメガネをつかってピントをあわせてモノをみせておいた方が良い。
出来るだけ寝るとき以外は、メガネをかけるようにした方が良いということだ。


なお、メガネのかけはずしで視力が下がるというのは、よくある誤解らしい。


嫁の両親は、嫁が小学校に入るくらいの時にえらく医者にしかられたそうだ。
網膜色素変性症で視力に異常があると知りつつもメガネをかけさせることに熱心でなかった為だそうだ。
それだけ聞くと「何で?」と思うが、視力が成長する時期にかけさせていなかったということが問題だったということだ。


病院の帰りにメガネ屋を見て回った。クリスマスも間近だ。せっかくだからよく似合うやつを買ってやろう。


2010年11月23日火曜日

特例子会社のありかた

ある特例子会社が主催したセミナーを受講した。
厚生労働省委託事業「働く知的障害者からのメッセージ発信事業」ということで行われたものとのこと。

障害者雇用は右肩上がりで、実雇用率は3年前に1.55%だったのが1.68%。
身体障がい者で2万人増。知的障がい者でも同様に2万人増。精神障害者では3733人からおよそ3倍の9941人になったとのこと。

障害者雇用率のNo1の都道府県は山口県で2.2から2.3%とのこと。
理由はユニクロの本社があるため。
障害者雇用率として定められているのが1.8%にたいしユニクロは8%。これによって平均が引き上げられているという。

特例子会社への批判についての話があった。
批判の内容としては「閉鎖的である」といことらしい。つまり企業グループ全体で受け持つはずの障害者雇用を一社にまとめることにより従業員が障害者ばかりになる。これが閉鎖的ということ。
この批判については、講演者の特例子会社の方は「就労機会を設けること優先する」と言っていた。

批判の内容は理想からきたものであるが、特例子会社のありかたとしては現実を優先しているということだろう。
なお、その会社では従業員の約半数が知的障がい者である。これはこれで障害者雇用として達成するのがむずかしいことをおこなっている。立派な会社だ。

2010年11月9日火曜日

ExcelVBAでの"算術型"Round

ExcelのVBAを使用してデータの編集を行っている。


もともとExcelファイルで貰ったデータでこれをシステムに合うように編集する。
例えばExcelファイルでは千円単位でデータが作成されているが、システム上では円単位なので1000を掛けたりといった編集を行う。


もとのファイルは多少の式も入っており、見ただけではわからないが小数点以下の端数もデータとしてはある。
ただし必要なのは見てわかる数字だけ。隠されている端数は使用しない。
編集する際にはこの端数に注意が必要だ。


例えば以下のようにセルの値を取得した場合、表示されていない端数も取得される。

val = ASheet.Cells(row, col).Value

端数がある状態で、千円単位から円単位にするため1000を掛けたりすると誤差が生まれてしまう。
Excelで表示されている通りに値が取得出来れば良いのだが、出来るかどうかわからない。
とりあえずRoundで対処することにした。


Round関数は以下の2通りを選択出来る。

Excelのワークシート関数Round
"算術型"の丸め処理
VBAのRound関数
"銀行型"の丸め処理

Excelで表示されている通りにするのが目的なのでワークシート関数を使用するのが正しそうだ。



2010年11月8日月曜日

ラストワンマイルとフリー

ラストワンマイル (新潮文庫)より。運送業者がショッピングモールを立ち上げる話。


「簡単な話ですよ。出店費用を無料にすればいいのです」
「無料?」
(中略)
「ばか言うんじゃねえよ。それじゃ一体どこで儲けんだ。ネット上のショッピングモールなんて、出店料がなかったら……」
「運送料です」

これは「フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略」の巻末にあるところの直接内部相互補助というやつだろう。
フリーで例にあがっているビジネスモデルは実際に恩恵をうけていることもあり目新しく無いが、出店料が無料のショッピングモールというのは新鮮なアイデアに思えた。



ラストワンマイル (新潮文庫)
平成18年(2006年)に刊行された本。「フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略」よりも3年ほど早い。
フリーに通じるようなアイデアや現在の出版業界の苦境を見通したような話が書かれている。
また郵政民営化によって運輸業会が被った迷惑についてもなるほどと思える話が。
ただITに関する部分はすこし苦笑するところもあるが。

2010年11月7日日曜日

七五三のお祝いに

今日、親戚の女の子が七五三のお祝いを迎えたそうだ。早いものでもう七歳になっていたということ。
七五三というのは今くらいの時期に行うものだったか。


調べてみると大体11月中に行うものの様だ。
そういえば11月に入ってから近所の写真屋さんで晴れ着で写真撮影している様子をよく見た。
七五三だからだったということだ。


お祝いは親を通して言われるままに3万ほど出した。相場よりは多かった様だ。
縁遠く無い身内同士のやりとりなのでいくらであっても良いものだろう。


2010年11月1日月曜日

タガをゆるめてつくる

開発責任者として携わっているプロジェクトが順調に進んでいる。
開発の承認を得るまで時間が掛かっていたこともあり、基本設計完了が予定より一ヶ月遅れだったが、その遅れも取り戻しつつある。


自分はプログラムには参加せず、今は進捗だけ管理しているようなもの。当初は心配だった上手くいっている。
メンバーが優秀なのが一番の要因だが、小規模で急ぎの開発なこともあり無駄と思えた工程を端折ったのも悪く無かった。


他のプロジェクトで通用するとは思えないが、方針は「キッチリつくらない」ようにしている。
どうせ後から色々注文がくるのだから、まずはスピード重視で「タガをゆるめて」つくる。
話がまとまったところで「締めて」ゆくという方針だ。


うわべで進捗も良くみえるし、部分部分で未完成なことを前提にレビューしてもらえる。
あとあと納期間際になって後悔するかも知れないが、今のところはこのやり方が悪く無さそうだ。


文書をきっちり残し、仕様もプログラムもきちんと詰める。監査やら何やらと考えれば理想はそんなところだろう。
だが、その結果タイトなスケジュールでひたすら残業というのは、するのもさせるのもゴメンだ。

2010年10月31日日曜日

ヒートテックのにおい

久しぶりに辛い風邪をひいて数日のたうっていた。
そのとき思ったのが、昨年よりも肌寒いこの冬を過ごすためヒートテック(正確にはそれ系の肌着)を買おうということ。
着たことがなかったが評判は良いようだ。


近所で商品を見れたのは以下の通り。

あと子供向けでは3can4onHOT BEATというのを見た。


値段はというとヒートテックとヒートファクトは200円位の値引きをしていたが、それも含めてもヒートテックがいちばん高価だった。多分一番安かったのはヒートファクトだろうか。
だが結局買ったのはヒートテック。
類似品がある場合はまず品質の基準を見るのにオリジナルを買っておきたい。
アイデアと開発力にも敬意を払うという意図もある。


着心地はというと評判通りだ。言われているように結構あったかい。
数年前に、ユニクロの夏向けのTシャツを着て着心地が良く無く、ヒートテックも同じように自分には合わないのではと警戒していた。
ヒートテックは問題ない着心地だ。
ただ袋から出してすぐ着るとちょっと酸っぱい臭いがするが。


2010年10月30日土曜日

昔のSFの雰囲気 - サロゲート

サロゲートを観た。冒頭の説明的なところとか倫理を訴えているところが、なんとなく昔のSFの雰囲気があって、とっても面白いという感想は持たなかったが懐かしい気持ちになった。


倫理的な問題ははらむということが映画で提示されているが、障害を持った人へとおもうと実現して欲しい技術だとおもう。



2010年10月29日金曜日

マキアヴェッリが指導者に求めた三大要素 - わが友マキアヴェッリ

わが友マキアヴェッリ―フィレンツェ存亡〈3〉 (新潮文庫)よりマキアヴェッリが指導者に求めた三大要素



ヴィルトゥ
力量、才能、器量
フォルトゥーナ
運、好運
ネチェシタ
時代の要求に合致すること

君主論を読んでいないのだが、マキアヴェッリはチェーザレ・ボルジアを理想の君主とみているそうだ。
だが、肝心な時に病気にになったりとツキが足りていなかったとしか思えない。
その辺りは君主論でどう書いてあるのだろう。


2010年10月28日木曜日

緊張感が続く - ハート・ロッカー

ハート・ロッカーを観た。すごく緊張感が続く映画だ。へたなホラー映画よりずっとドキドキしながら観れた。


終わり方も良かった。


でも知ってるか
年を取ってくると好きだったものも
それほど特別じゃなくなる
(中略)
そして大好きだったものをわすれていく
パパの年になると残るのは1つか2つ
パパは1つだけだ

命を掛ける理由としてともかく、好きな仕事を続ける理由として格好よい説明だな。


音楽も気に入った。
ミニストリーの曲(Khyber Pass)がやたらと格好よかった。


制作費は安かったらしい。16億円?
安いのか高いのかぴんとこないが、この10倍くらいかかった映画で面白く無いのがあるのは確かだ。



2010年10月27日水曜日

よく突っ込みをうける管理者

部下から優秀な人だといわれる30代の管理者がいる。だが携わっている案件はサービス残業をする部下でどうにか成り立っている。まともに労務費計算をすれば大赤字なのは間違いない。
部下から駄目だと言われた50代の管理者がいる。会議では要点から外れた質問をし部下からよく突っ込みを受けたという。だが部下は残業が少なく案件が火を噴いたとは聞いた事が無い。


前者は個別の問題に対し切れよく解決策を示す。部下は「自分が担当してもいない部分に詳しい」と感心する。
後者は部下からの個別個別の問題に的確に答えられない。それで「大したスキルも持っていない」となめられる。


結果を見れば、一見駄目そうな50代の管理者の方が、管理職としては優秀なのは間違いない。
解決策を示す管理者より示させる管理者の方が優秀だ。
スペシャリスト色が強い人にはその辺が見えないようである。
それでの話を思い出した。
管理者をなめてかかって残業せずに済む部下は幸せ者だ。

2010年10月26日火曜日

ブンデルシャフトとは - 自壊する帝国より

自壊する帝国 (新潮文庫)よりブンデルシャフト。


右腕を交互に組み合わせ、グラスの酒類を一気飲みし、その後、三回キスをするという親愛の情を示すときのロシア独特の酒の飲み方だ。これを断ると「お前とは友だちになりたくない」ということと受け取られる。

映画なんかでたまにみるアレのことか。こんなプロレス技みたいな立派な名がついていたとは。
ウオトカで一気飲み。頬に三回キス。断ると人間関係に亀裂が。
これは立派な名前にふさわしくなかなかハードルが高い酒の飲み方に思える。


2010年10月25日月曜日

コミックは良かったのだけど - 30デイズ・ナイト

映画「30デイズ・ナイト」。コミックは面白かったけど映画はどうだろう?
ハート・ロッカーの新作案内に30デイズ・ナイトがあった。なんかコミックとは違った感じに思える。


映画化するのは知っていたがもうDVDも出ていたとは。べつにチェックしていた訳ではないが映画が公開していた事すら知らずにいた。
ということはあまり話題になっていない?
期待はずれでなければ良いけど。



2010年10月24日日曜日

使い古された手かな - 自壊する帝国より

自壊する帝国 (新潮文庫)より、旧ソ連で、モスクワ駐在武官が罪状をでっちあげられ、国外追放になった話。


言われるままに武官が写真をとった途端、屈強な数人の男たちに囲まれ、「いま何をとったんだ。ちょっと話を聞きたいので同行してもらいたい」と言われた。

最近のニュースで中国で写真をとったら捕まった会社員の話を思い出した。
そもそも写真をとられたら困るのなら民間人が立ち入る事など出来ないだろうに。
外国人に何か罪をでっちあげるには良く使われる手なのだろう。


2010年10月23日土曜日

予約しなくても予約購入特典 - ヴァンキッシュ

発売日から2日ほど経ったがヴァンキッシュを購入した。一時は予約して購入しようかと思ったが、やる暇がないかと躊躇っていた。
買ってからまだ遊んでいない。なんとなく、遊びたくて買ったというより気晴らしに買ったようなもの。
遊べばとても楽しめるのはわかっているので後の楽しみというところだ。


購入時には、店員さんがさり気なく予約購入特典もつけてくれていた。
特殊な武器が使えるようになるらしい。普通にプレイするのが飽きたら使ってみよう。
しかし思ったより予約がなかったのだろうか。



2010年10月22日金曜日

こどもが好きなもの - チャギントン

最近こどもが気に入っているものチャギントン CHUGGINGTON機関車トーマスも好きだが、最近はおもにこちらの様だ。電車・機関車だったらなんでもよさそうな気がする。

チャギントンはアメリカからの作品かと思っていた。機関車トーマスに触発というか対抗して作られたものかと。
トーマスと同じくイギリス発の作品だった。
なおしょうこお姉さんも声で出演している。

2010年10月21日木曜日

取締役の解任 - 『取締役になったら「初めに」読む本』より

役員の法律知識がよくわかる! 取締役になったら「初めに」読む本より。


取締役の解任について勉強しておく。
べつに解任されるわけでもなく、解任されても良いと思っているが、とりあえず知っておく。


取締役を解任する権限があるのは、株主総会だけです。
代表取締役である社長には、取締役の解任権限はありません。

とはいっても、零細企業の場合はまずは株主は社長だろう。ほかの株主はどうせ社長の親族あたりか。
零細企業では社長に辞めてくれといわれれば、そのまま解任といえるだろう。
解任される人の報酬や勤務内容にもよるが、とれる対抗手段は取締役とはいっても名ばかりで実際の扱いは従業員だという位だろうか。



役員の法律知識がよくわかる! 取締役になったら「初めに」読む本
アマゾンで注文したら珍しく1週間も掛かった。結構新しい本なのだが。

2010年10月20日水曜日

セレンディピティーは「偶然と賢慮」のおかげ - 宇宙創成より

宇宙創成〈下〉 (新潮文庫)から。


こういう発見を、私はセレンディピティーと呼んでいます。
(中略)
『セレンディップの三人の王子』という他愛もないおとぎ話を読んだのです。三人の王子が旅をしていると、偶然と賢慮により、探してもいなかったものがいつも必ず見つかるのです。

セレンディピティーとは、思いもかけない偶然によった発見のこと。
例えば、医学におけるセレンディピティーにはバイアグラがあるという。もともとは心臓病の治療薬だったが、副作用によりあのような効果がみられたという。


頑張って挑んでいれば、例え目的を達成出来なくとも良いことがあるということだろう。
ただし、ただ幸運なだけで訪れるものではなく、その機会を逃さないように備えておく事も必要だとあった。


2010年10月19日火曜日

ちょちょらちょっぺ

ちょちょら—ちょっぺ【ちょちょらちょっぺ
粗忽な。おっちょこちょい。または、その様な事をした人。「—なことしってっと怪我するぞ」


親元で暮らしていた時はよく耳にした。
わざわざ意味など聞いたことはない。勢いと文脈からわかる。
帰省した時に、嫁と子供が意味が解らず困らないように今のうちから慣れさせておこう。

2010年10月18日月曜日

ボーナスなんて…いらないか?

会社に勤めてこのかたボーナスというものをまともに貰った事がない。
ただ、一度だけそういった名目で小遣いのようなものを受け取った事がある。
その時は、封筒に入れてあり手渡しされた。額は一般的にいうとこで数ヶ月分とかで表現するなら0.2ヶ月分位だったか。


そういった会社なので、月額の給与は他所より多めにしている(そんな事は決してない)とか、日本の会社のボーナスというのは本来でいうところのボーナスではないとか、そんな話を聞き続けてきた。
そうやって10年以上過ごしてきたので、ボーナスという制度は無駄、ボーナスなんていらない。


そんな風に考えていた時期が俺にもありました。


ただもう、こう会社の業績が悪くなるとどうか。
人事評価とかをふまえ考えてみる。


ボーナスがない会社の評価のあり方というと、業績が良いときなら

会社の業績Up → 従業員の給与Up

業績が悪いときなら

会社の業績Down → 従業員の給与Down

となる。
従業員が会社の業績に責任を持つ。頑張ればそのまま返ってくる。
わかり易いし従業員思いにも思える。悪く無い。


だが、実際問題としてそう給与は上げれない。そう簡単に給与を下げれないからだ。
たまたま業績が良かったからといって給与を上げてしまうと。その後に業績が悪くなったとき給与の支払いがつらい。
じゃあ給与を下げようと思っても、給与を1割下げるだけでも会社都合で退職できる位だ。簡単には下げれない。


それに、業績に連動する給与は、良い時のモチベーションアップには良いが、悪い時にはどうか。
業績が悪い時に人一倍頑張って会社を支えても、給与は下がるばかり。
なんだかお調子者ばかり得して、縁の下の力持ちは損をするようだ。


そういった事態を避ける為に業績と評価を反映するところを分ける。

会社の業績 → 賞与
個人の評価 → 給与

正しいかどうか知らないが、賞与というシステムをこういった風に理解した。


2010年10月17日日曜日

イオンの株主優待返金は21日から

毎週買い物に行っているので、今日ついでにと思いイオンの株主優待返金の手続きをしようと思った。
早過ぎた。手続きは10月21日から出来る。
がっついたみたいで少々気恥ずかしかった。
なお、イオンラウンジ内にも手続きの期間を提示してあった。
がっつく前にコーヒーでも飲んで一休みしておけば良かった。


2010年10月16日土曜日

3歳には早かった - かいじゅうたちのいるところ

かいじゅうたちのいるところを観た。もうすぐ3歳になる息子と観ようと思ったのだが早過ぎた様だ。主人公もマックスと同じ年頃に観せる位が良いかも知れない。それでも早いかも。
以前、カールじいさんの空とぶ家アリス・イン・ワンダーランドを観せた時には楽しんでいたようだったのだが。


ともあれ大人は楽しめたし、考えさせられたこともあった。
自分自身がマックスの立場だったら?マックスの親だったら?
明確な答えは映画からは得れなかったし、自分でも出せなかった。


絵本
は読んだ事がなかった。調べてみると文字が少ない様なので2・3歳で読ませるのは良い様だ。


2010年10月15日金曜日

立証責任はつねに、新しい理論を説く側にある - 宇宙創成より

宇宙創成〈上〉 (新潮文庫)から。アインシュタインの重力理論がニュートンの重力理論を打ち破ったあたりの話より。


新しい理論が古い理論を打ち倒したとなれば、古い理論は捨てなければならず、科学のその他の部分までも新理論に合わせて作り直さなければならなくなる。それほどの大変革が容認されるのは、新しいアイディアが現象を正しく記述し、そのアイディアでたしかにうまくゆくことを体制派が心の底から納得したときだけである。言い換えれば、立証責任はつねに、新しい理論を説く側にあるのだ。

科学に限られる話ではなくて、さまざまなことに言える話。
新しいアイディアが正しいのは説く側からみると自明なのだ(と思える)けれど、体制派というのは支持者が多く権威もある。事実を突きつけ納得してもらい支持者側に回ってもらわなければならない。
どれだけ大変な事か。
大変だからこそ、変革を起こした人は次の権威者になるほどの評価を得る事ができる。


体制派を説得するのは、「何故、自分が説明しなければならないのか?」と腑に落ちない思いをする事がある。
だが、立証責任があると言い切られてしまえば、仕方がないと諦められなくもない。


2010年10月14日木曜日

イオンから株主ご優待返金引換証が届いた。

イオンからご優待返金引換証が届いた。
10月も半ばなのでそろそろ届くかと思っていたが、今日届いた。

どれだけ買い物しているかの明細も同封されていた。
オーナーズカードカードが届いた時にどのくらいの返金を受けれるか計算しておいたが、わずかに予測を上回っていた。

返金はイオンのサービスカウンターで受け取れる様だ。
買い物もするので、もらったお金はすぐにイオンに落とす事だろう。

2010年10月13日水曜日

タクシー会社のルール

終電が無くなり、久しぶりにタクシーに乗るはめになった。
酔っている所為もありタクシーの運転手さんと結構話をした。

タクシー会社間でルールがあるという。
縄張り外で客を拾うのは原則禁止。
例えば神奈川のタクシー会社のタクシーが東京で客待ちするのはよろしく無いそうだ。
ただし、神奈川で拾ったお客さんを東京に届け、帰りに東京のお客さんを神奈川に届ける場合は良い様だ。
とはいえ、いちいちルール違反をしていないか監視する訳にもいかないので実際の所はもう少し緩い様だ。

じゃあルール違反の罰をうけるのはどんな時か、ルール違反をたびたび繰り返している場合といっていた。
つまり同業者からの告発により見つかった場合ということだろう。

今回乗せてくれた運転手さんは、がっちりした体格にスキンヘッドという容貌から想像出来ないくらい真面目な考えを持っていた人だった。
タクシーの運転手としての話だが、上手く立ち回って稼ぐとか考えず、人より稼ぎたいならば人より長い時間働けと言っていた。タクシーの運転手であっても残業代はつくので例え客がつかまらなくてもお金はもらえると。
また、しごとは挨拶からだといっていた。新人は先輩へ缶コーヒぐらいの手みやげをもって挨拶に行けば教えてもらえる事も多いと。

客がつかなくても残業代で稼ぎはあるというのは、ほかの運転手さんの話とはすこし違った印象をもった。この辺は会社よっての違いか契約形態の違いなのだろう。
なんにしろ、その道のベテランで、月々結構稼ぎのある人のいうこと。
業種は違うが参考になる事ではある。

2010年10月12日火曜日

解説も面白い - わが友マキアヴェッリ

わが友マキアヴェッリ―フィレンツェ存亡〈2〉 (新潮文庫)は、本文も面白いが、佐藤優氏の解説も良かった。
解説のしてはそれなりのページ数があり、かつ読ませてくれる。
解説者本人とマキアヴェッリにあった出来事を並べて書いている。異名はラスプーチンではなくマキアヴェッリでも良かったのかも。


突き放してみるとノンキャリアであるマキアヴェッリや私が、官僚機構で尊厳を維持しながら生き残ってゆくためには、欲張り婆さんのように仕事をかかえこみ、キャリア官僚が認知せざるを得なくなる業績を残し、そして有力な政治家の庇護を得るしかなかったのである。そして、庇護者たる政治家が失脚すると、マキアヴェッリや私には、失職のみならず、逮捕、投獄という運命が待っているのだ。

自分が楽しむ為には出る杭にならざるえなかったが、当然の様に叩かれる。
能力がある人も大変だ。


客先常駐のエンジニアとしては、身を守る(客先に残る)為には仕事を抱え込むのは必須ではある。
だが、やりすぎると、仕事量がふくれあがったり、責任をとらされるような話になったり、社内政治の材料になったりと望まない結果がついてくることになる。
話のスケールはプラモデル並みに縮小されるが、仕事を抱え込みすぎるのは問題だという事だ。


2010年10月11日月曜日

モチベーション3.0の3要素

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 10月号 [雑誌]のiPhoneアプリの記事よりモチベーション3.0の3要素。


  • 自律性(オートノミー)
  • 熟達(マスタリー)
  • 目的

本はまだ読んでいないが興味深い。自分の下がりきった仕事へのモチベーションがあがるものか試しに読んでみよう。


2010年10月10日日曜日

不安定な社会のパロディ - ウォッチメンより

ウォッチメンを観た。原作を何度も読んでしまい、知っている話を観ても…と思っていたが、映画も良い出来だった。原作とは違う良さがある。
ほぼ原作通りだが、ヒーローらしいアクションシーンがあるのと、会話を少し端折っているせいか人間関係のどろどろが少し緩和されている。ただし重要な場面は十分に表現されている。


以下のジョークも少し台詞が違っていたような気がするが、原作通りの場面で使われていた。


ある男が精神科医を訪ねて、こう訴えた。
”私の半生は悲惨の一言だ。もう人生に何の希望も持てないんだ”
”世間だってひどいものだ。先の見えない不安定な社会を、たった一人で生き抜く辛さがわかりますか?”
医者はこう答えた。
”簡単なことですよ。今夜、あの有名なピエロのパリアッチのショーがありますから、行ってきなさい。笑えば気分も良くなりますよ”
突然、男は泣き崩れた。そして言った。
”でも先生…”私がパリアッチなんです”

2010年10月9日土曜日

嘘をついていいポイント - 野蛮人のテーブルマナーより

野蛮人のテーブルマナー (講談社プラスアルファ文庫)より。


他者から信頼されるようになるためには、裏取りが可能な問題について嘘をつかないことだ。(中略)ちょっとした嘘をついてしまうと、後でそれが露見すると、何を話しても信用されなくなる。「小さな事について露見するような嘘を平気でつく人間は、大きな事では絶対に嘘をつく」と思われるからだ。

ある程度の歳を経れば当然に思える事だ。だが実際に色々と嘘をつく人は多い。自分自身へは些細な事でも嘘をつかないように戒めることとし、一方で、相手に対しどの程度の嘘なら許容するか。
「しょうがない嘘つきだな」「口だけは達者だな」とか思いながらも商売相手として付き合い続けることもある。
見破りながら逆手に取るなりするか、信頼出来ないので付き合いは断つべきか。


2010年10月8日金曜日

神君の密書 - 謎手本忠臣蔵より

謎手本忠臣蔵 上を読んでいる。昔、四十七人の刺客などを楽しんで読んでいたので、大分に毛色の違った忠臣蔵と思える。


重要な小道具として「神君の密書」というのがでてくる。
福島正則を味方に付ける為、徳川家康が渡したものという。吉原御免状といい家康の残した文書というのは、小説の道具として使い易いのだろう。


2010年10月7日木曜日

インテリジェンス業界の王道ヒュミント - 野蛮人のテーブルマナーより

野蛮人のテーブルマナー (講談社プラスアルファ文庫)より。ヒュミントについて。


ヒュミントとはヒューマン・インテリジェンスの略で、人間を通じて取る(盗る)情報であるが、スパイ活動よりは広い概念だ。

新聞の記事から重要な事柄を教えてもらう、酒の場での駆け引きから情報を得る。
相手から情報を引き出す為の観察としてギャンブルで相手の本質を知るなど色々と幅広い技術を指す様だ。
人を通じてというところで、組織で上に立つひとはヒュミントに長けている様に思う。
余り上手でないがこれを駆使するひとは嫌なやつに思われるだろう。




野蛮人のテーブルマナー (講談社プラスアルファ文庫)
副題として「ビジネスを勝ち抜く情報戦術」とあるのでこれもビジネス書だ。だがまるで小説の様に楽しめる。
もう10年以上も前に落合信彦の本を立て続けに読んで楽しんでいた頃を思い出した。


2010年10月6日水曜日

善人そうな柳沢吉保 - 謎手本忠臣蔵より

謎手本忠臣蔵 上を読んでいる。


忠臣蔵は謎が色々あるようで、他の作家も謎解きをしている。この作者はどう解くか楽しみだ。
珍しいというほどではないかもしれないが、大概は悪者として書かれている柳沢吉保が情も解するけっこう良い人として書かれている。あまり読み進めていないが柳沢吉保と大石内蔵助との知恵比べとなるのだろう。


少し気になったところは、柳沢吉保が浅野内匠頭の切腹後に大石内蔵助の存在を意識しているところ。


ひょっとすると、つまらぬ事で目覚めさせたかも知れぬな、あの切れ者を

柳沢吉保と大石内蔵助とでは、一部上場企業の役員と零細企業の役員くらいの差があるのではないだろうか?
それほど意識することは無かったのではないかと思う。


2010年10月5日火曜日

「MONEX VISION β」が無料で使えて

以前触れたときから早いものでもう半年。MONEX VISION βが利用出来る様になった。
見た目から、ログイン直後の「使い方」、ポートフォリオ分析、さらに追加購入のアドバイスもしてくれるなど、なんだかすごいことになっている。


前と同様に外部資産の入力も出来るのでがんばれば自分の全資産から分析してもらえそうだ。
欲を言えばMONEX証券で買った海外の株式やETFも取り込んでくれると良かった。


とはいえ、これだけのモノが無料で使えるのは嬉しい。
「有料になるのかな?」なんて思っていたのでありがたい話だ。
バージョンアップしてくれれば、いずれはiWorkで作った資産管理もいずれは不要になるだろう。



2010年10月4日月曜日

資産のもった人の贅沢な不安 - わが友マキアヴェッリより

わが友マキアヴェッリ―フィレンツェ存亡〈1〉 (新潮文庫)より、彫刻家ドナテッロが貰った農場をピエロ・デ・メディチに返すくだり。
農場はドナテッロが生活の心配をせずに創作活動がおこなえるよう贈られたものだった。


「ほとんど三日ごとに、鳩舎の屋根が吹き飛んでしまったとか、納税の為に家畜を処理しなくてはならないとか、嵐になればなったで、葡萄畑がメチャメチャになったのではないか、果樹園はどうなっているだろうかと心配で心配で、気分を安らかに創作に向かうどころではありません。これならいっそ、貧乏な中で死ぬほうがましです。」

宝くじを当たった人が、勤めをやめて今後は運用益で生活しようと思ったが、運用している株やら何やらが値下がりするのではとても心配になり、勤めていた頃よりも将来が不安になった。
今ありうるならこんな感じになるかな。上手く例えられない。
贅沢ではあると思うが、何となく解らなくはない。
芸術家ではないので貧乏して死ぬのは嫌だが。


2010年10月3日日曜日

二作目でありそうなこと。 - 処刑人II

処刑人II [DVD]を観た。
前作を覚えていないと楽しめないかも。
話の組み立て方というか前作を踏襲しているのはわかるが、なんとなく面白みに欠けた。
登場人物や本筋に関係のない場面を詰め込みすぎたのではないかとも思えた。
でも次回作が出たらまた観たいとは思う。


ウィレム・デフォーがカメオ出演している。最後の方に少しだけ。どうせならもっと出ていて欲しかった。


2010年10月2日土曜日

水疱瘡の薬のにおい

子供が水疱瘡になった。
とても痒そうだ。だがそうでも無いようで特に掻いたりはしない。
痒さは人によって感じ方が違うようで、子供によっては掻きむしったりするらしい。

非常に感染力が強いそうだ。外出は控えなくてはならない。
結構元気なので外で遊べないことが不満になっている。

お風呂も控えめにしている。体を濡らしたタオルで拭くか、シャワー程度。
それが終わったら病院で貰った薬を塗る。
白い塗り薬なのだが臭いがきつい。臭いはまるで白の絵の具の様。
塗ると目立つので、子供が水疱瘡になった事がある人は、みたら何の病気かすぐに判りそうだ。

2010年10月1日金曜日

7S分析の7つの要素

7S分析とは、マッキンゼー社が組織分析評価のフレームワークとして提唱した手法。
7つの主要組織要素という視点から、組織が有機的に整合性を持って戦略を実行出来る体制になっているかを評価分析する。
以下が7つの主要組織要素。


戦略(Strategy)
経営目標を達成する為の構想・計画・資源配分に関する方針。
組織(Structure)
組織の連携、意思決定から実行までの流れ(どのように組織内で引き継がれ、実行されているか)。
社内システム(System)
戦略構想・アクションプランを着実に効率よく遂行する為のプロセス。基幹システムなど。
人材(Staff)
人材の力量・属性・チーム力。
スキル(Skill)
戦略実行に当たっての組織としてのスキルの確保・強化の方針。
経営スタイル(Style)
経営の様式や風土、経営トップの経営哲学や行動パターン。
価値観(Shared Value)
組織で共有されている”大事にすることやモノ”、組織の存在基盤や経営の信念。

戦略・組織・社内システムがハードの組織要素といい、人材・スキル・経営スタイル・価値観がソフトの組織要素という。
7つの組織要素がそれぞれ最適化され、上手く連携し機能しているか評価する。



実況LIVEコンサルティング実践講座―戦略思考による課題解決とアクションプラン
随分前に何故か買った。いずれ読もうと思い本棚にさしたまま、半年くらいが経過した。
今になり一通り読んだが、為になることが沢山書いてある。


2010年9月30日木曜日

平方根の法則(ルートn法則)は

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)に書いてあった平方根の法則(ルートn法則)について。


平均から離れて、このような例外的なふるまいをする粒子の頻度は、平方根の法則(ルートn法則)と呼ばれるものにしたがう。つまり、百個の粒子があれば、そのうちおよそルート100、すなわち十個程度の粒子は、平均から外れたふるまいをしていることが見出される。これは純粋に統計学から導かれることである。

統計学上の法則ということで色々なことに適用できるのだろうか?
例えば4人のメンバーと協力してあたるプロジェクトで、平均をどこにおくかは兎も角とメンバーはリーダーの指示に従うのが一般的とする。4のルートだから2、つまり半数のメンバーは平均からはずれた振る舞いをする。
この場合は規模が大きくなれば安定したプロジェクトになる。
どうだろうか?


小規模のプロジェクトでメンバーの統制に失敗した時のいい訳としてこの法則を使えないか、と読みながら考えた。

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)
読み直してみてもやっぱり面白い。
趣味の合わないジャンルの小説を読むよりずっと楽しく読み進めれる。


2010年9月29日水曜日

臓器提供意思表示カードで判断される - 心霊探偵八雲6より

心霊探偵八雲6 失意の果てに(上) (角川文庫 か 51-7)の一場面より。


「臓器移植法というのがある」(中略)
「改正の予定はあるが、現状の法律の中では、脳死は人の死と認められていないんだよ」(中略)
「脳死状態にあったとしても、それは、法的には生きているとみなされる」(中略)
「だから、臓器移植法なんだよ。脳死は、臓器移植のドナー登録をしている場合に限り、死んだとみなされるんだ」
ーー頭が混乱してきた。
もしそうだとすると、ドナー登録をするかしないかで、生きているのか、死んでいるのかが判断されることになる。

そうなんだ。自分も持って歩いているが、知らなかった。
ライトノベルでも教わることは多い。


臓器の移植に関する法律を読んでみる。第六条の第一項あたりか。
さらに改正臓器移植法施行で身近に起きる問題 - [All About 専門家ニュース] All Aboutを読む。
すでに法改正されていて臓器提供意思表示カードも新しくなっているらしい。
新しくしておこう。