昔有ったもので、もう見かけることはないが、売り方によっては今なら大ヒットしそうな気もするもの。手回し洗濯機かもめ号。
昭和30年頃、電気式自動洗濯機が普及して行った時期に、群馬県の林製作所という会社から発売されたと云う。
年配の人なら存在を知っていそうだ。
どの当りがが凄いか、売れそうなのか記すとこんなところ
- 乾いた洗濯物を入れ、洗剤を溶かした熱湯で洗う。煮洗いなので効率良く綺麗になる。
- 密閉し回転させる事により内圧を挙げ、その後の急速減圧により汚れを吸い出す方式(膨張圧力式洗濯機として特許取得)。これも効率が良さそう。
- 選択に使用する水が、洗濯物と同体積なので少ない(3リッター程度)。節水・洗剤節約。エコロジー。エコノミーである。当然だが電気で動いていないので(人力なので)電気代などかからない。
- 小型・軽量である事。本体は直径30センチ。アルミ製。
- 洗濯物は標準800グラム。一人暮らしの毎日の洗濯物の量なら一度で済みそう。
- 手回しの時間は20秒から80秒。かなり短時間で洗濯完了。
- エコロジーな合理性から世界特許も取っている。十分な肩書き。
- ドイツやフランスでも人気があったと云い、50年経った今でも愛用者がいるらしい事。洒落ている人・ロハスな人が好みそうなエピソード。
なお、2004年の春に復刻され、4万円で売っていたと云う。今は製造中止とのこと。
また復刻すれば売れるのではないだろうか。