2011年4月30日土曜日

ダンテのシェンツァ - 『ルネサンスとは何であったのか』より

ルネサンスとは何であったのか (新潮文庫)より。


ダンテも言っています。考えているだけでは不十分で、それを口であろうとペンであろうと画筆であろうとノミであろうと、表現してはじめて「シェンツァ」になる、と。

続けて、イタリア語の「シェンツァ」(Scienza)は、英語の「サイエンス」(Science)。さらに語源はラテン語のシエンティア(Scientia)。意味は「知識」ないし「理解」と説明があった。より「教養」に近いところかな。
それは、小さなところではお金になったり、大きくは歴史に名が残せるもの。とにかく「アウトプット」が大切だということだろう。最近のビジネス書でいっていることは700年も前から言われていたことなのだ。


レオナルド・ダ・ヴィンチの創作姿勢についての考えも面白い。

レオナルド・ダ・ヴィンチは未完成の創作家と言われるくらいに作品の多くを未完で残した人ですが、彼の場合でも、未完成の理由は二つあると思う。
第一の理由は、(中略)つまりは、表現不可能、と思うしかなかった場合です。
第二は、(中略)制作途中にもかかわらず完成した姿が見えてしまったときです。

もの作りをする人間としては、わかる理由だ。
第一の理由は、技量がなくて諦めるというのは大人の事情といったところ。第二の理由は、ストレートに言えば出来ることが解りきったので飽きてしまったという子供の考えと言ったところだろうか。


2011年4月24日日曜日

NSISでは日本語ファイル名はエラー

もう随分前から動いているシステムのメンテナンスをしている。
もう使わなくて良いだろうというくらい古いシステムだが、それでもたまにインストーラを作り直したりする必要がある。

インストーラはInstallShieldの5.5だか6だかで作っている。良いものだとは思うがいかんせん古過ぎるのだと思う。
ある条件でアンインストールした時にインストール時に設定した環境変数を削ったり削らなかったりといった事が上手く出来なかった。

そこで人に教えてもらったのがNullsoft Scriptable Install System (NSIS)。FireFoxでも使っているインストーラだという。

自分が勝手に今後インストーラはNSISで作るとも決められないが知っておいて損はないだろう。試してみる事にした。
どうやら古いInstallShield で行える事はそう手間をかけずにできそうだ。

少しつまったところとして、コンパイル中に
「Error changing directory to "C:\Users\<ユーザ名>\Documents\Source\Installer\・」が発生した点。

これはスクリプト自体のファイル名が日本語の場合に発生する。

試しにといった気持ちからスクリプトのファイル名を日本語にしていた。
プログラムのソースと思えば日本語のファイル名などしないものだ。

2011年4月2日土曜日

子供をのばすには「自己肯定感」から

一般に良くあることとは思う。子供の教育について嫁と喧嘩した。

これも勉強だと思うのだが、えんぴつで真っすぐ線を引かせるとか曲線をひかせるとかそんな事をしていた。

自分としてはとにかく遊びの延長とおもい好きなようにやらせたかった。少しでもこちらの意図にそったらえらく褒める。そんなふうにして勉強好きにしたいと思っていた。

一方で、嫁はというと自分のなかでこどもが出来る事と出来ない事が明確になっているらしく、意に添わなければ叱りつけ、難しいところしようとしたらまだ出来ないからといって止めるような事をしていた。
教育熱心なのは認めたいが、少し目に余ったので注意したら喧嘩になった。

その後たまたまつけていたテレビすくすく子育て (NHK教育テレビ 2011/4/2放送)で言っていたのが「自己肯定感」とい言葉。
要は自分に自信を持てるようにしてあげる事だろう。