2010年11月23日火曜日

特例子会社のありかた

ある特例子会社が主催したセミナーを受講した。
厚生労働省委託事業「働く知的障害者からのメッセージ発信事業」ということで行われたものとのこと。

障害者雇用は右肩上がりで、実雇用率は3年前に1.55%だったのが1.68%。
身体障がい者で2万人増。知的障がい者でも同様に2万人増。精神障害者では3733人からおよそ3倍の9941人になったとのこと。

障害者雇用率のNo1の都道府県は山口県で2.2から2.3%とのこと。
理由はユニクロの本社があるため。
障害者雇用率として定められているのが1.8%にたいしユニクロは8%。これによって平均が引き上げられているという。

特例子会社への批判についての話があった。
批判の内容としては「閉鎖的である」といことらしい。つまり企業グループ全体で受け持つはずの障害者雇用を一社にまとめることにより従業員が障害者ばかりになる。これが閉鎖的ということ。
この批判については、講演者の特例子会社の方は「就労機会を設けること優先する」と言っていた。

批判の内容は理想からきたものであるが、特例子会社のありかたとしては現実を優先しているということだろう。
なお、その会社では従業員の約半数が知的障がい者である。これはこれで障害者雇用として達成するのがむずかしいことをおこなっている。立派な会社だ。

2010年11月9日火曜日

ExcelVBAでの"算術型"Round

ExcelのVBAを使用してデータの編集を行っている。


もともとExcelファイルで貰ったデータでこれをシステムに合うように編集する。
例えばExcelファイルでは千円単位でデータが作成されているが、システム上では円単位なので1000を掛けたりといった編集を行う。


もとのファイルは多少の式も入っており、見ただけではわからないが小数点以下の端数もデータとしてはある。
ただし必要なのは見てわかる数字だけ。隠されている端数は使用しない。
編集する際にはこの端数に注意が必要だ。


例えば以下のようにセルの値を取得した場合、表示されていない端数も取得される。

val = ASheet.Cells(row, col).Value

端数がある状態で、千円単位から円単位にするため1000を掛けたりすると誤差が生まれてしまう。
Excelで表示されている通りに値が取得出来れば良いのだが、出来るかどうかわからない。
とりあえずRoundで対処することにした。


Round関数は以下の2通りを選択出来る。

Excelのワークシート関数Round
"算術型"の丸め処理
VBAのRound関数
"銀行型"の丸め処理

Excelで表示されている通りにするのが目的なのでワークシート関数を使用するのが正しそうだ。



2010年11月8日月曜日

ラストワンマイルとフリー

ラストワンマイル (新潮文庫)より。運送業者がショッピングモールを立ち上げる話。


「簡単な話ですよ。出店費用を無料にすればいいのです」
「無料?」
(中略)
「ばか言うんじゃねえよ。それじゃ一体どこで儲けんだ。ネット上のショッピングモールなんて、出店料がなかったら……」
「運送料です」

これは「フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略」の巻末にあるところの直接内部相互補助というやつだろう。
フリーで例にあがっているビジネスモデルは実際に恩恵をうけていることもあり目新しく無いが、出店料が無料のショッピングモールというのは新鮮なアイデアに思えた。



ラストワンマイル (新潮文庫)
平成18年(2006年)に刊行された本。「フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略」よりも3年ほど早い。
フリーに通じるようなアイデアや現在の出版業界の苦境を見通したような話が書かれている。
また郵政民営化によって運輸業会が被った迷惑についてもなるほどと思える話が。
ただITに関する部分はすこし苦笑するところもあるが。

2010年11月7日日曜日

七五三のお祝いに

今日、親戚の女の子が七五三のお祝いを迎えたそうだ。早いものでもう七歳になっていたということ。
七五三というのは今くらいの時期に行うものだったか。


調べてみると大体11月中に行うものの様だ。
そういえば11月に入ってから近所の写真屋さんで晴れ着で写真撮影している様子をよく見た。
七五三だからだったということだ。


お祝いは親を通して言われるままに3万ほど出した。相場よりは多かった様だ。
縁遠く無い身内同士のやりとりなのでいくらであっても良いものだろう。


2010年11月1日月曜日

タガをゆるめてつくる

開発責任者として携わっているプロジェクトが順調に進んでいる。
開発の承認を得るまで時間が掛かっていたこともあり、基本設計完了が予定より一ヶ月遅れだったが、その遅れも取り戻しつつある。


自分はプログラムには参加せず、今は進捗だけ管理しているようなもの。当初は心配だった上手くいっている。
メンバーが優秀なのが一番の要因だが、小規模で急ぎの開発なこともあり無駄と思えた工程を端折ったのも悪く無かった。


他のプロジェクトで通用するとは思えないが、方針は「キッチリつくらない」ようにしている。
どうせ後から色々注文がくるのだから、まずはスピード重視で「タガをゆるめて」つくる。
話がまとまったところで「締めて」ゆくという方針だ。


うわべで進捗も良くみえるし、部分部分で未完成なことを前提にレビューしてもらえる。
あとあと納期間際になって後悔するかも知れないが、今のところはこのやり方が悪く無さそうだ。


文書をきっちり残し、仕様もプログラムもきちんと詰める。監査やら何やらと考えれば理想はそんなところだろう。
だが、その結果タイトなスケジュールでひたすら残業というのは、するのもさせるのもゴメンだ。