育ちさえよいと心得て、気のつまるようなことをさせず、きままに育てた。幼少のとき、行儀作法をゆるやかに捨ておいたため、三郎は親を敬することを知らず、遠慮がなく、あれはこれゆえ、これはあれゆえ、といいわけばかりをして、のちには親子の争いのようになった。だびたびいいきかせても、ききいれず、かえって親をうらんだ。
あとあとこんなことを言うはめにならないよう、今のうちにしつけないととは思うのだが、萎縮させるようなことになってもよく無いし…
子育てというのは歴史上偉大だといわれるような人物であっても難しいことなのだろう。
風は山河よりも面白かったし、中国ものより良くなった気がしなくも無い。
だけど春秋戦国あたりもまだまだ書いて欲しいとは思う。難点をいえば主人公の性格がみな一緒っぽくなるところか。
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