2012年6月8日金曜日

「となりのバフェットがやっている凄い投資」より参考になった点

となりのバフェットがやっている凄い投資より
クリストファー・リーズ(ギリギリの評価でバリュー株を見つける)
  • 10銘柄程度に絞り込む
  • 確実な資産価値は、簿価のことではない。簿価は「のれん」や劣化した棚卸資産で水増しされていることがある
  • 負債比率(負債÷純資産)に注目する。これが50%を超えたら投資はしない

ボブ・クレブス(オプションを使って利益の上乗せ)
  • 20日移動平均線が50日移動平均を上回ったら売れ

マイク・コーザ(落下するナイフをつかむ投資法)
  • 投資で成功するには、長い時間をかけて株式の調査を行う必要がある
  • 企業が発表する数字を鵜呑みにしない
  • 内在する価値が株価の1.25倍以下になったら売る

カイ・ペンタネン(11の指標で投資先を選ぶ)
  • 11の指標
    • 低PBR(5倍以下、ピオトロスキー理論), 低PER
    • 総資産総利益・純資産総利益がプラス(ピオトロスキー理論)
    • 負債比率が30%未満
    • 株価が52週の最高値に近い
    • Fスコア(fudge:でっちあげ, fraud:詐欺より、財務数値にごまかしがある企業を見つける指標)が低い = (純資産-キャッシュフロー)÷資産の数値に近い
    • 5年間の年平均売上増加率が10%以上かつ40%以下(急激な成長企業は対象外)
    • 空売り対象でない
    • 機関投資家が買っている
    • 内部の関係者が買っている
  • 話題になっている株式には手を出さない

ランディ・マクダフ(世界最高の銘柄選択術)
  • 強固なビジネスモデルを確立している企業をみつける。できれば、独占的な位置にあることが望ましい
  • PERよりも企業価値とEBITDA(税金利償却前利益)の比率を重視する
  • 引退後のポートフォリオ
    • 1つの銘柄への投資は全体の2%
    • 1つの産業への投資は全体の10%
    • ポートフォリオからの配当収入が、引退前の税引き前収入と同等になる位を目指す。

ジャスティン・ウエハラ(どんな相場にも柔軟に対応する)
  • 相対力指数(RSI):ある株式の価格が、その業種セクターの平均と比べてどういうトレンドにあるかをしめす。70以上なら買われ過ぎ、30以下なら売られ過ぎ。

ジョン・ネイビン(テクニカル分析で下げ相場を乗り切る)
  • サポートレベルで株式を買い、レジスタンスレベルで売る。 サポートレベルとレジスタンスレベルはフィボナッチ分析で計算。
  • センチメントのツールを逆張りに使う さまざまなセンチメント指標もチェック。強気のセンチメントが強すぎる場合は慎重に
  • エリオット波動理論にしたがう エリオット波動理論とはフィボナッチ数列やフラクタルなどの複雑な数学にもとづくものらしい。
  • 買った価格から5%下落でストップロス発動
  • 20%の利益で1/3を売る。さらに50%で1/3を売る。 確かな利益確定。
  • テクニカル分析とファンダメンタル分析の両方を活用する。

全体的に、マーケットクラシー(www.marketocracy.com)での仮想運用を活用している。本気ならばシュミレーションで鍛えるべきということだろう。

バリューフォーラム・ドット・コム(www.valueforum.com)といったサイトで質のたかい情報を得ている。ヤフーファイナンスや掲示板あたりは雑音が多いと見ている。(日本のヤフーの掲示板も似たり寄ったりと思う)

慎重に企業の価値をはかる点はウォーレン・バフェットに、部分的に売って利益確定する点は本田静六の手法につうじている。教養レベルに身につくかは別として、本を読んでまなべる投資のテクニックはまだまだ沢山ありそうだ。



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