- 一つには功の多少を計り彼の来処を量る
- 今頂く食べ物がいかに多くの手数を経てきたかを思い、またそれをどのたから頂くのであるかを考えること。
- 二つには己が徳行の全缺を忖って供に応ず
- 互いの道徳行為の上に、過ちや欠点がないかを省みて、この食を頂く。
- 三つには心を防ぎ過を離るることは貪等を宗とす
- 食に対して不平や欲望を起こして心に罪過をつくるのは、貪・瞋・癡の三毒によるものだから、この三毒を離れて頂かなければならない。
- 四つには正に良薬を事とすることは形枯を療ぜんが為なり
- 味わいの良否をとわず、良薬として頂くのであるから、食事はただ身を保ちえれば足りる。
- 五つには成道の為の故に今この食を受く
- 自他ともに人生の最大目的は無上道であるから、そのためにこの食を頂く。
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