2013年8月10日土曜日

Windowsアプリケーションに互換モードを組み込む

WindowsXPで稼働させていたアプリケーションをWindows7でも問題なく稼働させるには、互換モードの設定が必要だった。
ユーザ数が少ない場合は、各自に設定してもらえば良い。だが多い場合は面倒だ。
解決策としてはインストーラに互換モードを組み込むという方法が有る。

まず、Application Compatibility Toolkit(ACT)をインストールする。
インストールしたACTに含まれるCompatibilityAdministratorで互換性データベース(拡張子sdbのファイル)を作成する。

作成した sdbファイル を Installer へセットアップファイル(インストール後には削除される)として組み込む。これには例えば、Installer で 実行されるスクリプトに "SDBINST.exe -q -p <セットアップファイルのPath>\<作成したsdbファイル>" を実行するように記述する。

これにより、インストール時に 互換モード設定が組み込まれる。
sdbファイルがインストール済みかは、「プログラムの追加と削除」から確認可能。
なお、組み込まれた互換モードは、のショートカットやREGEDITからは確認できない。実際の動作でのみの確認となる。

この互換モードはアプリケーションのアンインストール時は除かれる。
(「プログラムの追加と削除」から互換設定のみ取り除くことも可能)

参考: Windowsの互換性テクノロジの仕組み(後編)

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