2010年3月7日日曜日

下請法とコンプライアンス教育

コンプライアンス教育のミニドラマをみる機会があった。
経費の付け回しやパワハラ・セクハラ、談合・カルテルなどを、題材ごとに3分程度のミニドラマ形式で事例を表していた。

その題材について自分の立場から興味を覚えたのが下請法の話。
コンプライアンス教育ということで、下請業者を使う側のあり方を説いていた。
要は下請の業者いじめは下請法に反するし、こういった罰則があるので控えようといことだ。

興味を持った理由は、コンプライアンスとして浸透する事で、下請業者をいじめる人間も減るのではないかと
淡い期待を持った為だ。

自分の立場は、多くの取引において下請業者側である。
以前から、下請法については、同業の知り合いから断片的に教えてもらっていた。
身を守る方法として、保護される側となれる条件や法律違反となる事例についてを重視していた。

大手企業は、社内でコンプライアンス教育など行っている場合が多く
「下請法?そんなもの知るか」といった社員は消えつつあると思う。
一方で、常に下請け・孫請けで仕事をしている小中企業の経営者も、身を守るすべとして当然知っている。

自分としては、業者に仕事を出せる立場にいる中堅企業の人に、一番浸透してほしいと思う。
大手と比べ社内教育も大概おろそかであり、下請法に限らず法律など良く知らないまま人を使う立場になっている人が殆どだ。
本人には下請けをいじめているという自覚が一切無い。それで契約・交渉以前のメチャクチャなことを云ってきたりする。

下請法は知ってはいるが、有力な取引先をなくすことを恐れて訴えることなど無いのが普通である。
浸透して下請けいじめなど無い世の中になって欲しいものだ。

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