2010年3月21日日曜日

同じ本を買うという失敗

よく既に持っている本を買ってしまう。
どうしても読む本が無く、それでも余り興味が湧かない本は読みたくない時に、そういった失敗をする。
最高3冊買ってしまった事がある。
そういった経緯から、刷数(最後の方に書いてある)を確認したり注意を払うことにしている。
それでも、やはり失敗はするもの。

今回失敗したのは、高嶋哲夫の原発クライシス (集英社文庫 た 61-4)
。第1刷は2010年3月25日である。
(ここで気がついたが、購入日は2010年3月20日。刷数の横に書かれている日付は未来である。日付はきっとなにかの目安なのだろう。)
タイトルは違うが、同著者のスピカ―原発占拠 (宝島社文庫)
と同じ内容の小説である。

何冊か読んでいる作家で、話のつくりは同じような感じ。だから安心して買うのである。
それで、冒頭がなんとなく記憶にあるような内容でも気がつかない。
30ページほど読んで、キーワードとなる単語が出てくる。
そこで前に読んだ本だと気がついた。

本のどこにも、これはスピカの改題だとは書いていない。
せめてあとがきに書いてあったら良かったのだがあとがきが無い。

著者のオフィシャルブログで苦労して書き直した二次作品であるとあった。

好きな作家の作品とはいえ、新作と思って購入したので残念ではある。

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