2010年6月15日火曜日

質的研究(定性的調査)と量的研究(定量的調査) - 「論文はデザインだ!」より

論文はデザインだ! (建築文化シナジー)を読んで学んだ事。質的研究(定性的調査)と量的研究(定量的調査)について。


質的研究(定性的調査)の技法

事例研究法
  • エスノグラフィー
    民俗学で用いられてきた技法。調査のプロセスと結果を記述したもの。記録自体がプロセスであり結果となる。
  • トライアンギュレーション
    測量技法の「三角測量」より。ひとつの対象を複数の技法などを用いて多面的に知見を得ようとする方法

他に以下の様な技法が有る。

  • デザイン・サーヴェイ
  • フィールド観察(参与観察, 面接)
  • 資料の解釈と分析

フィールドワーク、フィールドノート(スケッチ)という言葉で、何となくアウトドア派。楽しそうだ。
マスターキートンを思い出す。研究報告書の形式も小説から紀行文など。


質的研究(定性的調査)の技法

統計的研究法
  • 実験室実験
  • 組織的観察
  • 統計資料分析
  • 量的内容分析
  • アンケート調査
  • インターネット調査

実験室、この時点でインドア派。研究というとすぐ想像するほう。学問分野としては、経営工学やソフトウェア工学もこちらの手法を用いる様だ。


論文はデザインだ! (建築文化シナジー)
まともな卒業論文を書かずに卒業した身として、勉強になる。
建築学での論文の書き方が事例となっているが、設計の考え方はシステムにも通じる。
読み替えて参考になる点が多い。

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