論文はデザインだ! (建築文化シナジー)を読んで学んだ事。論文基準法。
もちろん「うそです」とそんなものは無いと書いている。
だが、ルールは決まっていたほうが読むほうも書くほうもわかり易い。
論文の書き方という勉強をするのであれば、まず決まりきったルールから覚えるほうが楽に思える。
ある程度かける様になり、ルールを知っていてあえて無視するのであればなにか意図があると推測してもらえるとも思う。
なんにしろ標準と云うのは必要だ。
以下に、提唱されたルールを引用する。
渡邉式・論文基準法施行令6条
- 第1条 論文の定義
論文とは、問題提起、主張、それを支える根拠を有する文章である。
- 第2条 表現の方法
- 文章はシンプル・イズ・ベスト
- 主語・述語・修飾語の関係を明確にする
- 文体はデス・マス調にしない
- 人名は先生といえども呼び捨てにする
- 体言止めはつかわない
- 第3条 引用の方法
- 引用は人の意見と自分の意見を区別するためにある
- 短い引用は「」でくくる
- 長い引用はインデントを使い、見た目を差別化する
- 引用文への書き込みは()内に示す
- 引用した原文が間違っている場合は文中に(原文ママ)と表記する
- 第4条 注のつけ方
- 注には議題の理解を深める参考情報を書く
- 注番号は句読点の前に入れる
- 注番号は文字飾り上付き機能を使い、大きさは8ポイントくらいを目処とする
- 注は後注とし、章ごとにまとめる
- 文献引用の注は、著者名、文献名、出版社名、発行年、ページ順に記す。また先に明記した文献と同じ場合は「前掲」、あるいは「ibid」と表記する
- 第5条 参考文献の表記形式
(省略。第4条の5と同じ様な順で、参考文献の表記を行うよう記述がある)
- 第6条 フォント・サイズの統一と図版などの表記形式
- フォントは和文は明朝体、欧文はTimes New Romanを原則とする。
- 文字のサイズは、本文は12ポイント、章題12ポイント太字、注は9ポイントを原則とする。
- 図表を入れる場合、「図-1」「表-1」あるいは「Fig.1」として図表名を記す。また図表の出典名を参考文献リストのあとに記す。また、筆者が作成した場合、参考資料を挙げそれにもとづき筆者が作成したことを明らかにする。
- 横書き文章の場合、数字や年号はすべて半角とする
- 「一つ」「1つ」など数字の表現は同一論文内において統一する
本などで見かける記述が見られる。 改めて書籍として残るものはルールに則っている事に気づく。
論文として限定しないで、ビジネス文書とくに自分の場合はソフトウェアの仕様書などもルールに合わせるよう気をつけよう。 成果物としての仕様書を評価するのは、ある程度は論文を読んでいる人たちだろうし、 なにより、人に伝わり易くなるのは確かなのだから。
論文はデザインだ! (建築文化シナジー) ちゃんと勉強している学生は、良い経験をできるものだなあと。
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