2010年7月25日日曜日

AEDを使えるのだろうか

職場を始めとしてAED(Automated External Difibrillator: 自動外部通電型除細動器)を色々なところで見かける様になった。
いざというとき扱うことができるだろうか。
そもそもどういった場合に使うのだろうか。


「除細動器」とは心臓の脈拍の乱れを電気的刺激で治療する装置である。

道具学への招待 (道具学叢書)のAEDの項より。


脈拍の乱れというのは、大きくは「心房細動」と「心室細動」に分けられるらしい。
「心房細動」は不整脈などが有る。緊急性は低いらしい。
「心室細動」は突然心臓が痙攣し、発作が起きてから10分以内の短時間で処置しないと死に至る。
その10分間の1分ごとに生存率が10%低下するそうだ。また生存した場合でも処置までの時間が長ければ後遺症の発生率があがるとのこと。


AEDは緊急性が高い「心室細動」の治療に使用する。救急車などを待つことは出来ないが故に、色々な場所に設置されている。
「心室細動」かどうかはAEDが判断してくれるようだ。
要は、心臓の発作(心停止?)がおきたら、可能な限り早くAEDで処置を施せという事。


「なんか良く見るなあ」程度の関心しか無い人間が、使えるだろうか。
まあ、少なくとも置いてあるのは知っているし、その時には出来る限りをするだろう。


なお、法令においてAEDを使用して、蘇生に失敗しても罪に問われることはない。
「心室細動」で無くなる人は国内で年間3万人だそうだ。
自殺者並みの数字が出ている。
使う機会も、絶対無いとは言い切れないだろう。


参考:
日本光電:AEDの使い方 | AED(自動体外式除細動器)とは


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