2010年7月11日日曜日

おもしろおかしく- 「カンブリア宮殿 村上龍×経済人II」より

カンブリア宮殿 村上龍×経済人II (日経スペシャル)より堀場製作所の堀場雅夫氏の話から。
「(旧)帝国大出身者はやはり違いますよ」なんて話を聞いた事がある。
大分年配の知人で京大卒の人がいるがやはり凄いと思う。
何がかと云うと豪快なところ。
この方もそんな感じなので自分のなかで、京大卒の年配の方のイメージは「豪快」


村上 「おもしろおかしく」というと、社員がへらへらして仕事をしているという誤解を生む可能性がありますが、社長の反対を押し切ってもやるという、わくわくした気持ちや達成感のことなんですね。
堀場 でも「おもしろおかしく」を社是にする時は、社内ですごい抵抗がありました。一番頭にきたのは、そんなに社是にしたいなら吉本興業に売れと言いよる(笑)。そいつもクビだと思ったけど、クビにしたらおもしろくも、おかしくもない。社是を否定することになるから我慢しました。

誤解は生むだろうなと感じる。
自分のところの社員もおもしろおかしく仕事したいとかいったが、勤務時間中に遊びに行く計画を立てて他の社員を誘ったり、漫画を持ち込んだりしてた。仕事自体を楽しんでいたのではなくて、職場で遊んでいただけ。
仕事を満足に出来るのかと云うとそんなことはないから、職場で遊ぶと云う事で楽しんでいた訳だ。
仕事それ自体を楽しめると云う人は一握りで、そんな人はまず優秀といえる。


じゃあどうすれば、仕事を楽しめる様に出来るか?


教育を英語でエデュケーションと言うでしょう。エデュケーションの語源はエデュース。どういうことかというと、引っ張りだすということです。教育するというのは、そのひとの特長を引っ張りだしてあげる、その人を活かせる分野で活躍させてあげるということですよ。そうしたら、必ず能力を発揮する。それが会社にとってもその人にとっても一番ハッピーなんです。

辞書によると、エデュース(educe)は、「(潜在的能力性能などを)引き出す」とある。


要は適材適所ということか。
向いていれば能力も発揮出来るし、それなら楽しくなるだろう。
ということは、教育というのは、向いていないとなったら放り出すという厳しさも必要になるのだろう。
仕事を教えていれば可愛くなる。
「お前には向いてない」なんて言葉は吐きたくないが、本気で相手を思えば必要になるのかもしれない。


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