2010年10月10日日曜日

不安定な社会のパロディ - ウォッチメンより

ウォッチメンを観た。原作を何度も読んでしまい、知っている話を観ても…と思っていたが、映画も良い出来だった。原作とは違う良さがある。
ほぼ原作通りだが、ヒーローらしいアクションシーンがあるのと、会話を少し端折っているせいか人間関係のどろどろが少し緩和されている。ただし重要な場面は十分に表現されている。


以下のジョークも少し台詞が違っていたような気がするが、原作通りの場面で使われていた。


ある男が精神科医を訪ねて、こう訴えた。
”私の半生は悲惨の一言だ。もう人生に何の希望も持てないんだ”
”世間だってひどいものだ。先の見えない不安定な社会を、たった一人で生き抜く辛さがわかりますか?”
医者はこう答えた。
”簡単なことですよ。今夜、あの有名なピエロのパリアッチのショーがありますから、行ってきなさい。笑えば気分も良くなりますよ”
突然、男は泣き崩れた。そして言った。
”でも先生…”私がパリアッチなんです”

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