2010年10月27日水曜日

よく突っ込みをうける管理者

部下から優秀な人だといわれる30代の管理者がいる。だが携わっている案件はサービス残業をする部下でどうにか成り立っている。まともに労務費計算をすれば大赤字なのは間違いない。
部下から駄目だと言われた50代の管理者がいる。会議では要点から外れた質問をし部下からよく突っ込みを受けたという。だが部下は残業が少なく案件が火を噴いたとは聞いた事が無い。


前者は個別の問題に対し切れよく解決策を示す。部下は「自分が担当してもいない部分に詳しい」と感心する。
後者は部下からの個別個別の問題に的確に答えられない。それで「大したスキルも持っていない」となめられる。


結果を見れば、一見駄目そうな50代の管理者の方が、管理職としては優秀なのは間違いない。
解決策を示す管理者より示させる管理者の方が優秀だ。
スペシャリスト色が強い人にはその辺が見えないようである。
それでの話を思い出した。
管理者をなめてかかって残業せずに済む部下は幸せ者だ。

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