百煉鋼を成す、というではありませんか。苦難は人を磨きあげるのです。
風は山河より〈第4巻〉 (新潮文庫)より。「逆境は人を育てる」とよく云っていた知人を思い出した。
「残業なんて自分の時間が無くなるから嫌なんですよね」なんて云っていたが、責任感と職場環境がそうさせたのか、あり得ないくらいの時間働いていた。
思うに、「いつも帰りは終電間際、休日も出勤する」なんていう無理が利くのは、独身で20代くらいの間だろう。
家庭を持ったらすべきではないと思う。
残業しないから楽かというと、それも違う。違う形で苦難もある。
ともあれ、その知人の凄いところは、「あの時こうしてれば」なんて後悔したりせず、「逆境は人を育てる」と自分に言い聞かせて、前向き苦難を乗り切ったところだ。
風の便りに、今はそれなりに良い環境にあると聞く。
百煉鋼を成したのだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿