2010年5月9日日曜日

「月光! マネー学より」より投資について学べた事

月光! マネー学を読んでいる。流し読みしていた間は、おなじみの言葉が多いと思っていた。だが、よく読むうちに実践に置ける具体的な方法が色々と記されている事がわかった。
ちょっとしたチャートの読み方から、日経新聞で気にすべき記事とその掲載曜日、医療費の申請でどのくらい戻せるかなど役に立つ内容が満載だ。
コラムとして記載されている話も良い。

投資について覚えておきたい点

適正なPER

PERは同じ業界同士か、その企業の過去の水準と比べて判断。
臨時・巨額の損益がある場合は、経常利益 × 0.6で予想純利益を判断。

自分で予想一株利益を算出し、株価で割って適正なPERを算出する。
経常利益 × 0.6は、法人税40%を除くという意味。



PEG(ペッグ)レシオ

少ない程、割安と判断出来る。

PEGレシオ = PER ÷ 利益成長率

あまり目にしていなかった指標だが、PERのみ見るよりは良い。


利益成長率の目安
PERが10倍から一桁利益成長なしか減益
PERが20倍年率一桁程度のの利益成長率
PERが30倍年率10%程度の利益成長率
PERが50倍年率20%程度の利益成長率

PEGレシオの計算に必要とする。


PERが、なぜ割安度を示すか。配当と株価情報による売却益で株主へのリターンの指標となるから。

PERが20倍であるということは、実は株という商品に5%の利回りが期待出来るということ!

利益成長という要素もみて割安か判断する。



アノマリーとは

ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)以外に値動きをさせる投資理論で説明し難いもの。「値動きのクセ」のようなもの。例えば

10月末に買い、4月末に売るとリターンが大きくなりやすい

株やETFの購入時期に役立てよう。



信用評価損益とは?

信用買いをしている投資家の平均的な含み損益を示す指標。
日経新聞の木曜の朝刊「マーケット総合」面に掲載されている。
(2年前の本なので、ちゃんと掲載されているか確認した。直近の記事で-5.90%とあった)

信用評価損益率はマイナス20%で買いサイン、ゼロ近辺で売りサイン

当然ながら絶対ではない。



理想的な投資対象

コラム「理想的な投資対象 -長期的に成長を続ける企業とは?」では以下のように成長企業における経営社の共通点が記されている。

  1. 強い分野に絞り込む力
  2. 売上高(規模)よりも利益(効率)や現金(キャッシュ)を重視する姿勢
  3. 創業当時からの高い視線
  4. 異端であることを恐れない即断即決のオーナーシップ
  5. 国に頼らない

小口の投資するに経営者の姿勢までは見て取るのは難しいが、覚えておいて良いと思った。


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