2010年5月15日土曜日

「月光! マネー学より」より家計について学べた事

月光! マネー学を読み終えた。というより何回かくり返して読んだのだが。
今は気にする必要が無い住宅ローンについてや、気にするようになりたくない雑損控除(災害に被災した時に受けられる)、障害年金、年金の離婚分割、寡婦(寡夫)控除(離婚でも対象になる)など、多岐にわたって書いてある。
FPの参考書にも書いてあることだが、こちらの方が覚えやすく書いてある。
安い割には内容が詰まっていた良書だった。

家計について覚えておきたい点

医療費

高額医療費制度を使えば、一ヶ月間での自己負担額(病院に払った額)が高額だった場合は、そのうち結構な金額が戻ってくる。ただし、一人に対する費用が対象。入院と通院の費用は別口で計算する。


医療費が100万円かかっても、高額医療費制度で自己負担額は8万7430円。ただし申請が必要。

具体的には、一般の所得区分ならば下記の計算で求めた金額以上の支払額が戻ってくる。

8万100円 + (医療費 - 26万7,000円) × 1%

所得区分は、上位所得者となるのは健康保険の標準月額報酬が53万円以上のひと。低所得者となるのは市町村民税が非課税の人。一般は上位所得者でも低所得者でもない人。


申請先は、国民健康保険なら市町村。政府管掌保険(中小企業の従業員が加入)ならば社会保険事務所。組合管掌保険なら健保組合。申請により還付をうける。


他にも特例を利用したり、高齢者ならばという条件で、さらに費用が戻ってくる。


世帯合算
同一世帯で2万1,000円以上の窓口負担が2件以上あった場合は、世帯全体で計算して良いという特例。高額医療費制度は、一人ずつで入院と通院は別口だが、世帯合算により払い戻しの対象が増える。
多数該当
一年以内に、高額医療費制度の対象となる負担が4回以上発生した場合、自己負担額が下がる。
70歳以上
通院で月に1万2,000円以上の窓口負担分は戻ってくる。申請が必要

なお、申請の時効は2年。過ぎていると還付されなくなるので注意。


税金

医療費控除で、1年間に置ける世帯で負担した医療費が10万を超えた場合、税金が戻ってくる。

意外なところまで、医療費控除の対象になる。家計簿を付ける際に注意をすると良いかもしれない。


医療費控除の対象となるもの・ならないもの
認められる認められない
入院・治療・検査親族でない付添人への報酬、リハビリで病院に払った費用医師への謝礼、知人への謝礼、診断書の作成料、インフルエンザや海外旅行前の予防注射
妊娠・出産不妊治療・人工授精の費用、分娩費用薬局で買った妊娠検査薬、出産の里帰り費用
保険のきかない金歯歯垢の除去費用
眼科弱視用のメガネ代普通の近視・遠視用のメガネやコンタクト代
通院通院に必要なバス・電車代、やむを得ない場合のタクシー代マイカー通院のガソリン代
薬局で購入した治療用の風邪薬、胃薬など栄養ドリンクやサプリメントなど
鍼やマッサージ治療のための鍼灸費用自宅で買ったマッサージ機

年金

401Kは節税につながる。運用益(リターン)が非課税。さらに支払った分も所得控除される。

国民年金基金、個人型確定拠出年金、小規模企業共済は節税効果の大きさに注目

云われてみれば、年末調整で記入していた。月々でみれば微々たる額だが、長期で見れば結構な節税になる。


保険料は毎月計算されるのではなく、4月、5月、6月の給与など平均した額をもとにして、その年の9月から翌年の8月までの保険料が決まります

4月、5月、6月に多く働けば、保険料は多くなり、将来の受給額も増える。逆に云えば、少なければ手取りが増えるという事。







SBI証券 確定拠出年金積立プラン(個人型401K)
約1年前に加入した。
手数料が将来的に安く済む(50万を超えた時点で無料になるはず)のと、SBIのバランスファンドがある。

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