2010年9月8日水曜日

動く形にして初めて評価される

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)。数年前に読んだはずだったが、全く覚えていないので楽しんで読めている。


そのアイデアが認められるためには、動くものを開発して証明しなければならない。すべてはそこから始まる。
(中略)
「アイデアの起案自身というのはほとんど評価されない。アイデアっていうのは当然、難しい問題を含むものだ。その問題を解決して、動く形にして初めて評価される。口だけの人はダメだな」

上記はGoogleにおいての話だそうだ。動く形にするというのはソフトウェアを組むということだろう。


起業ということで考えれば、人に対価を支払って作ってもらうにせよ、自分のちからでアイデアを形にする。
その時点で口だけではない。
ここでいう口だけの人というのは、組織内で人にああせよこうせよというだけで自分では何もせず、責任も取らない人のことだろうか。


ジョイントのSEとかいうのだったか、顧客と製造側の間に立っている立場の人がいる。
自分が知っているそういった立場の人は、顧客の業務に詳しいわけでもなく、ソフトウェア開発の技術面で優れている訳でもなかった。多くの場合では下手な伝言ゲームのようになり良い結果が生まれなかった。
アイデアどうこうの話ではないが、自分で動くことの方が良い結果を生むとは思う。


アイデアを生むというのも大変なことだが、それを実現するというのはさらに難しいことだ。
自分に甘ければ、問題解決に妥協してせっかくのアイデアがぼろぼろになる。
厳しすぎれば、いつまで経っても動く形に出来ず諦めてしまう。


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