まず、砲丸が落ちてくるかどうかを見る。安全な場所に移るのはその時だわ、馬鹿奴!
「野蛮人は外へ!野蛮人は外へ! 」
これはジュリオ二世の言葉の様だ。創作でなければつい面白い発言をしてしまう情熱的な人だったのだろう。
作中、決断力と勇気だけはあると書かれている。なんだかんだと運も強く、理想も持っている。
教養も法王になるくらいなので人並みはずれていたのではないだろうか。だが。
歴史家グイッチャルディーニは、当時苦い悲しみをこめて、ジュリオ二世の政治を、こう批評した。「致命的な同盟。致命的な武器」
一体何が足りなかったのか。
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