2010年9月26日日曜日

クレームつけたもの勝ち

たまにゆくショッピングモールに、昼時はいつも行列ができているビュッフェ形式のレストランがある。
あれだけ人気なのだから美味しいのだろう。いずれは入ってみようと思っていた。
たまたま今日はいつもよりは待っている人が少ないと思い並んでみた。


入り口にある紙に名前と人数を書いて待つ。
店の前にある待つスペースには、おおよそ以下の様なことが書いてある。
「呼び出された時に不在の場合はキャンセルされたものとして扱います」
こんなこと書いてあるのは珍しいが、判らなくはない。


待っていると店の前が少しざわついて来た。
子供連れの女性二組が来て店員に何かを訴えているらしい。


少し離れていたので聞き取れなかったが、おおよそこんなやり取りだった様だ。
「随分前に名前を書いて別のところにいたの。そろそろ入れる様になった?」
「お名前を呼んだ時におられなかったの場合はキャンセル扱いになります。お入りになるのでしたらまたお待ちください」
「それは納得出来ない。店長呼んで」
やり取りの間、店員はひたすら丁寧に客の女性は腰に手をあてて居丈高に話していた。


少々時間が掛かったが、結局は店員が折れて店長を呼んだらしい。
店長はとっとと折れてクレームをつけていた客を優先して案内した。
そんなことになるとは予想していたが、その場を離れず待っていたこっちとしてはなかなか不愉快だった。
それが通るのならば時間を掛けて待つ意味はない。


店長の対応としては、仕方が無かったとは思う。
だが正しいのは始めに対応した店員の方だ。店長がとっとと折れてしまってはクレームに耐えた店員はやる気も失せただろう。


客としても長々と待たされ、クレームを付けた人に順番を割り込まれた様な物だ。
別に店が悪い訳ではないが、味とか値段とかで評価する前にもう一度入ろうとは思えない店となった。
クレーマーというのは相手にしなくても不愉快なものだ。


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